(参考資料4)
G7共同プロジェクトにおける電子図書館プロジェクトの概要
○ 平成7年2月にブラッセルで開催された情報社会に関する関係閣僚会合において、
(1)グローバルな情報社会の共通ビジョン実現のための8原則
(2)11テーマ別共同プロジェクト
を含む議長総括(Chair's Conclusion)が採択され、11共同プロジェクトのうち、電子図書館
プロジェクトについては、日本とフランスが共同リード国となることとされた。
(プロジェクトの概要)
・ 既存の事業により、ネットワークを介して提供される人類の英知のコレクションを構築
するとともに、グローバルな電子図書館システムの構築に向けた国際的協力を促進する。
・ 図書館機能を強化し、国際レベルにおける書誌情報及び情報内容(文字、動画像、静止
画像、音声を統合したもの及びビデオ情報)の利用性を改善する。
・ 統合されたディジタル化技術が長期保存及び言語的側面を含めて資料への迅速で容易な
アクセスを可能にすることを実証する。
○ 電子図書館プロジェクトの第1回会合が平成7年5月にパリ(国立図書館)で開催され、プロ
ジェクトの進め方についてG7各国の担当者レベルでの検討が行われた。
(合意事項)
・ G7以外の国のプロジェクトへの参加は、希望するいかなる国についても認める。
・ WWWに本プロジェクトの最新の考え方や討議の結果を紹介するサーバを仏文化省が設
置する予定。
・ 他言語に対応する検索方法や電子図書館利用者から見えるデータベース構造の標準化の
開発の必要性の認識。
・ 今後の本プロジェクトの進め方については、日本及びフランスの関係省庁が事務局とな
ることとなった。
○ 平成7年11月28日にカナダのバンクーバーでナショナルコーディネーター会合が開催され
た。
ハリファックスサミット以降の各プロジェクトの進捗状況が報告された。(日本のナショナ
ルコーディネーターは外務省)