I.図書館電子化システム特別委員会近畿地区ワーキンググループ平成12年度活動報告 平成11年度までに検討の終了した事項を除き以下の課題について検討を行っている。
2)目録記述におけるインターネット上の情報資源の記述法 3)テキストデータの充実及び国立大学図書館間の連携協力について 4)国立大学で生産しているコンテンツの共同利用について 5)資料電子化に伴う著作権処理について
検討項目の1)については、国立情報学研究所の、特に、中国語、ハングル資料の取組状況を把握した。さらに、平成12年度から開始されている、東京大学、京都大学における中国書の入力状況及び問題点を検討した。 同じく2)は、メタデータを中心に検討した。各国立大学の図書館や国立情報学研究所、国立国会図書館等の取組状況を調査し、それらの特徴、標準化の必要性等を検討した。特徴としては、いずれもDublin Coreに準拠し、拡張を図るところにあった。また、図書館情報大学の杉本重雄教授からも、大学間協力の必要性等に関し助言をいただいた。 3)4)は、コンテンツの充実に重点を置いて、テキストデータの定義、作成状況、共同利用等について検討した。 5)は、各国立大学の図書館や国立情報学研究所、国立国会図書館等における著作権処理の概要と資料電子化について検討した。また、学内生産物、学外生産物についての著作権処理事例を調査した。 近畿地区WGでは、平成12年度中に以上の検討結果をワーキンググループの報告書としてまとめ、これをもって活動を終了することとした。報告書はつぎのURLで平成13年3月に公開するとともに、最終版を第U章として収載している。 URL: http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/wg/ |