1.テーマ
これからの大学図書館環境を考える
2.趣旨
今年度本協会策定の「国立大学図書館協会ビジョン2020」において、大学図書館の基本理念とそれを実現するための3つの重点領域が提示された。
今後、会員館は理念の実現に向けた取り組みを進めていくこととなるが、大学により規模や立場、目標等が異なるため、具体的取り組みにおいて共通のプランを提示することは実際には困難である。図書館環境高度化委員会の主たる対応課題である重点領域2『知の創出:新たな知を紡ぐ<場>の提供』は特に抽象度が高く、会員館が活動を推進するには、取り組みを具体的に考えるための手がかりが必要である。
本シンポジウムでは、新たな知の創出に向けて、大学図書館における教育・学習及び研究支援の更なる高度化を目指し、各大学のミッションや中期目標等に沿って、独自の教育・学習及び研究支援高度化アクションプランをそれぞれの参加館が立案・策定する契機としたい。そのためシンポジウムをワークショップ形式とし、先進的事例の情報共有や今後に向けて考えるべき課題などのブレインストーミング等を経て、最終的に自館のアクションプランの素案策定に資する革新的なアイディアを掘り起こすことを目標とする。
3.主催
主催 : 国立大学図書館協会
共催(西会場) : 九州大学附属図書館
4.会場及び開催日時
【西会場】九州大学附属図書館 伊都図書館大会議室*
〒819-0395 福岡市西区元岡744番地
アクセスマップ、キャンパスマップ:
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/libraries/ito/locations
http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/campus/ito/
*「九大理学部前」バス停下車が便利です
平成29年2月20日(月)13:30 ~ 17:00
※シンポジウム前後に伊都図書館および新中央図書館見学を予定、詳細は9を参照
【東会場】LMJ東京研修センター 5階特大会議室
〒113-0033 東京都文京区本郷1-11-14 小倉ビル
アクセスマップ:
http://www.lmj-japan.co.jp/kaigishitu/08-1/map.html
平成29年2月27日(月)13:30 ~ 17:00
5.対象
国立大学図書館関係者(管理職及び実務担当者) 各会場50名(先着順)
※これからの大学図書館の担い手となる職員の方のご応募をお待ちしています。
6.参加申込
参加希望者は、下記の要領でお申込みください。
※応募多数の場合、1機関からの参加人数を調整させていただく場合があります。
そのため、あらかじめ機関内で優先順位を付けてお申込みください。
〇参加申込書
(期限) 平成29年2月6日(月)17:00必着 平成29年2月10日(金)17:00必着
※申込期限を延長し、機関内優先順位を不要といたしました。
(電子メール件名) 国大図協シンポジウム参加申込み
(申込内容) 電子メール本文に以下の内容を明記してください。
・氏名(ふりがな)
・所属機関
・職名
・[複数名申込みの場合は]機関内優先順位
・希望会場[どちらでも可の場合はその旨を記載]
・連絡先メールアドレス
〇申込先・問合せ先
千葉大学附属図書館利用支援企画課
(図書館環境高度化委員会事務局)
E-mail fad2244[at]office.chiba-u.jp [at]は、@に置き換えてください。
TEL 043-290-2243
7.プログラム
13時00分 | 開場、受付 | |
13時30分 | 開会 プログラム紹介 事務連絡 |
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13時35分 | アイスブレーキングトーク | 竹内比呂也(図書館環境高度化委員会委員長、千葉大学附属図書館長) 宇陀則彦(図書館環境高度化委員会委員、筑波大学図書館情報メディア系准教授) |
14時00分 | グループワーク(1) | グループワークファシリテーター : 図書館環境高度化委員会委員 |
14時30分 |
グループワーク中間発表 ※8グループ×2分 |
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15時00分 |
グループワーク(2) ※合間に適宜休憩 |
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16時00分 |
グループワーク成果発表 ※8グループ×3分 |
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16時40分 | 質疑応答、まとめ | |
17時00分 | 閉会 |
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8.グループワークテーマ
必読文献2点を読了のうえ、以下に示す状況設定を前提として、
「大学図書館の資源を活用した、教育・学習・研究の支援にかかわる新しいアイディア、およびそれを実現するための方法(予算獲得、人員確保等含めできるだけ具体的に)」 を事前に考え、当日グループワークにご参加ください。
「従来からある食材を使った新しい料理」を創作するつもりでお考えいただければと思います。アイディアは複数あると尚可です。
○必読文献
1)国立大学図書館機能の強化と革新に向けて~国立大学図書館協会ビジョン2020~
http://www.janul.jp/j/organization/regulations/janul-2020vision.pdf
2)国立大学図書館協会ビジョン2020 解説
(第63回国立大学図書館協会総会研究集会参考資料1)
http://www.janul.jp/j/organization/minutes/research_meeting/janul-2020v…
○状況設定
202X年、有識者が「大学図書館はもう必要ないのでは」と表明した。
某国立大学附属図書館では、それに対して、図書館が有している資源(空間・人的資源・コンテンツetc.)を活用して、学生や教職員に対して今後このような新しい支援ができ、そのことによって新しい知の創出や大学のミッション実現に貢献できる、という案を作成のうえプレゼンテーションすることになった。あなたはその案を策定するワーキンググループのメンバーに選ばれた。
プレゼンテーションするにあたり、部局としての「附属図書館」が残るかどうかは問わないことになっている。
また、有識者の不要論にはコスト面も含まれているため、アイディアの実現に経費が必要な場合は、その捻出についても言及しなければならない。
9.希望者会場見学【西会場】
シンポジウム西会場では共催の九州大学附属図書館のご協力により、オプションとしてシンポジウム前に「伊都図書館」(平成28年4月グランドオープン)、シンポジウム後に「新中央図書館」(平成28年10月プレオープン)の見学を行います。
○伊都図書館見学 平成29年2月20日(金)12:30~13:00
希望者は当日12:30までに伊都図書館入館ゲート前に集合してください。
○新中央図書館見学 同17:30~17:50
希望者はシンポジウム終了後会場に残り、スタッフの指示に従ってください。
(参考)
・伊都図書館
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/libraries/ito
平成28年4月グランドオープン
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/ito/grand-opening
・新中央図書館
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/libraries/new_central
平成28年10月プレオープン
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/cen_lib_pre